4:名無しNIPPER
2019/04/28(日) 23:10:41.43 ID:aJXcI0VyO
そうしましょう。そうと決まれば先程まで重かった体も羽の様に軽く・・・なんてのは言い過ぎですが。我ながら身のこなしの軽い事。
「海未?どこかへ行くのかい?」
家を飛び出そうとしたその瞬間、後ろから声を掛けて来たのは私の祖母です。
海未「はい。図書館で勉強でもしようかと。何か頼まれ事でもありましたか?」
「何だい。勉強かい。海未は本当に真面目だねぇ。今日は縁日だろう?」
海未「受験生ですから。勉強しないと」
「あまり根を詰めても何にもらないものだよ」
海未「それは・・・分かっては居るのですが周りの友達もみんな受験生ですから。一緒に行く相手も・・・」
「友達以外に行く相手は居ないのかい?」
友達以外?友達以外で縁日に行く相手・・・と惚けたフリをしては居るけど祖母が言いたい事は分かります。
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