22:レッドスター ◆kRM.QKBezY[saga]
2019/05/08(水) 18:34:29.76 ID:zgQaERcB0
まほ「隠そうとしてもやがてはバレてしまう」
まほ「みほだって身に覚えがあるだろ?」
まほ「前も財布がゴミ箱に落ちてあったと言っていたじゃないか」
みほ「あれは……私がおっちょこちょいだから」
まほ「いくら不器用でも財布をゴミ箱に捨てるものか」
まほ「誰かが取って捨てたに決まっている」
みほ「…………そうだね」
みほ「あ……あはは…………」
みほ「私……間違ったことしちゃったのかな?」
まほ「そんなことはない」
まほ「ただ世界が少し残酷だったというだけだ」
まほ「小梅はみほの置かれたこの状況に酷く憤りを感じていたみたいでな」
まほ「みほは何の間違いもしていないのにどうして責められるんだと私に愚痴を溢していたよ」
みほ「そっか……でも良かった」
まほ「良かった?」
みほ「小梅さんが優しいままで」
みほ「私……小梅さんとちゃんと話してくる」
みほ「あの時は監禁されて混乱して逃げちゃったけど」
みほ「今ならちゃんとお話……出きる気がするから」
まほ「そうか……」
みほ「だから私……小梅さんとお話ししてくるね」
みほ「小梅さんは今どこにいるの」
まほ「自分の部屋で塞ぎ込んでいるよ。念のために私も同行するが構わないか」
みほ「うん……でも案内だけがいいかな。小梅さんとは一対一で話したいから」
まほ「分かった」
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