46: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2019/04/27(土) 02:57:13.58 ID:HvshuUb/0
とはいえ――私が美也たちと会場を抜け出してから暫く。
彼女から話を訊いた限り、どうやら突如として主役の消えた宴も時間と共にお開きを迎え、
今となっては参加者達も三々五々の体で家路についてしまったと言う。
「まぁ、いつもの自然な流れですね」
「そう、貴方達を除いていつもの流れですわ。……ただお陰で苦労もしましたのよ?」
苦労だって? 私は思わず声をひそめた。
「まさか寝ている彼女らを起こさないよう、気を遣って部屋の人払いを?」
しかし、彼女はきょとんと小首を傾げると。
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