3: ◆Xz5sQ/W/66[saga sage]
2019/04/24(水) 23:33:05.97 ID:q0ukqms/0
「プロデューサーさん」
美也がもう一度口にした。
その視線は思い思いにパーティを楽しむ同僚達へ向けられている。
「今日はありがとうございました〜。素敵な会に贈り物に……正直な話をするとですね〜、
皆さんから、誕生日をお祝いして貰えることは分かってたんです。だって、いつもは私達がお祝いしてますから」
彼女はそれだけの台詞をゆっくりハッキリと喋る。
どんなに時間が無い時でも、どれ程騒がしい場所であっても。
私にはそれが、自分の伝えたい言葉を相手が聞き落としたりしないように……
と、彼女が考えて喋っているように感じられる。
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