やちいろ「イチャイチャ」 水波レナ「・・・・・・・・・」
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11: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/04/21(日) 15:55:36.59 ID:Fkt1CpLL0

アリナ「どれ・・・・。ハアッ? なにこの絵?」

かりん「えと・・・。わたしとアリナ先輩が2人で一緒に同じ絵を描いている・・・絵、なの・・・」

アリナ「そんなの見れば分かるんですケド」

かりん「えへへ。一目で何の絵か分かってくれるほどには、わたしの絵も上手に―――」

アリナ「アリナが聞いているのは、どうしてこれを描いたかってことなんですケド?」

かりん「あっ、えっと・・・。アリナ先輩ともっと仲良くなりたいって思いながら、描いた、おまじないようのような・・・お守りのような・・・そんな絵なの・・・・」

アリナ「・・・・・・」

かりな「アリナ先輩が楽しそうに笑っているところは見たことがないから、その絵のアリナ先輩の笑顔はわたしの想像だけど・・・・」

アリナ「・・・・・・」

かりん「あ、あの・・・?」ビクビク


アリナ「・・・・・仲良くりたいって?」

かりん「えっ? う、うん・・・」

アリナ「誰と?」

かりん「アリナ先輩と」

アリナ「誰が?」

かりん「わたし」

アリナ「どうして? どうしてそんなことを思うワケ?」


かりん「だって」

かりん「アリナ先輩は誰も寄せ付けない雰囲気があるけど、わたしのことは部室から追い出さないで一緒に居てくれるし」

かりん「いつも忙しいと言いつつちゃんとわたしに絵を教えてくれるし」

かりん「興味がないと言いつつわたしが勧めた漫画は読んでくれるし」

かりん「友達のいないわたしにとってアリナ先輩は一番身近な人」

かりん「だから我はもっとそんなアリナ先輩と親交を深めたい所存なのだ!」 怪盗声

アリナ「・・・・・・・・・・」

かりん「なの・・・・」

アリナ「・・・・・・・・・・」

かりん「そ、それで、ど、どう・・・なの・・・? アリナ先輩・・・わたしの絵は・・・。せめて破くのだけは・・・」

アリナ「どうって。こんなの、可もなく不可もなく―――」

かりん「やった! また不可じゃないって言われたの!」

アリナ「美術館で展示すべきなんですケド」

かりん「えっ・・・?!」

アリナ「この絵、もう完成してるんだヨネ? 定着液はもう吹きかけた? そしたらあの額に・・・いや、あんなチープな額じゃダメ。オーケー、美術館にコンタクトしてマシな額を持ってこさせるカラ」ピッ

かりん「わっ、ま、待って! 待ってなの!」

アリナ「ホワイ? ああ、報酬が欲しいワケ? じゃ、これでも飲めば」コト

かりん「あっ、それ、いつも先輩に飲まれているわたしのイチゴ牛乳」

アリナ「ハァ? これじゃ足りないの? グリード・・・。それじゃこれも追加してアゲル」トンッ

かりん「わっ、今度は1リットルパックのイチゴ牛乳だ・・・」

アリナ「飲み物だけじゃ足りないって? メンドクサ・・・。もうそのまんまのイチゴでも食べてれば?」ドンッ

かりん「わっ、わっ、なんかさっきから結界みたいなのから色々出てくるの。あっ! この、卵くらいに大きなイチゴ、美人姫っていうすごく高いイチゴだったような・・・」

アリナ「そんなに口に入れたら、フールガールじゃなくてファットガールになっちゃうと思うんですケド。まっ、そんなことどうでもいいか。それより美術館に」




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