70:名無しNIPPER[saga]
2019/04/23(火) 10:15:55.34 ID:v13ERt4d0
―取調室―
青木が話したとおり、芹沢が見守る中、伊丹による手塚への取り調べが行われていた。
特命係の2人は、隣の部屋からマジックミラー越しに、その様子を静かに見守る。
伊丹「お前が昔通っていた学校の近所にいたろくでなし……ホームレスになったアイツが、遺体で発見された」
「遺体の側に手帳が落ちていた。それが、アンタの所持品だって事も分っている」
手塚「……」
伊丹「何で、アイツの襲撃現場にアンタの手帳が落ちてたんだ?」
「なんて……聞くまでもねぇよな」
「アンタが、栄第三小学校教諭・吉田敏行殺害の凶器の調達の為、アイツを殺したからだ!」
「言い逃れはできねぇぞ。殺害現場にあったボウガンが、佐々木の物だって事も分かっている」
「ここまで決定的な証拠はねぇよな?」
手塚「……」
人相の悪い表情で問い掛ける伊丹。
だが、手塚は動じる様子は見せず、無言を貫いている。
その姿に、伊丹は苛立ちの色を隠せなかった。
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