37:名無しNIPPER[saga]
2019/04/21(日) 15:24:57.64 ID:i/o/WJrU0
学校を後にした2人は、吉田の殺害現場である世田谷区某所の公園に足を運んだ。
到着すると、右京は現場を見て回り、
冠城がこの公園から手塚の自宅まで歩いてどれほど掛かるかを確かめに向かった。
そして数分して、右京のところへ冠城が戻ってくる。
冠城「右京さん。手塚先生の自宅とこの公園の距離を確かめてみましたが、それほど離れていませんでした」
「歩いて10分程度の距離です」
「確か吉田先生の死亡推定時刻は、午前1時前後……」
右京「手塚先生でも、余裕をもって来ることは可能……ですか」
冠城「それと、付近の防犯カメラなんですが……」
「どうも昨日の夕方、何者かに全て壊されてしまったようで、犯行のあった時刻の映像は記録されていませんでした」
右京「壊されていた?」
冠城「はい。警備会社にも確認を取ったので、間違いありません」
「しかし、壊される直前の映像を見せてもらったところ、妙なことに犯人が映っていなかったんですよ」
右京「……」
監視カメラに映らないようにしながら、監視カメラが破壊された。
それも、昨日の夕方に全て同時に……
余程慣れた人間でなければ、できない芸当だ。
しかも、壊されたカメラは犯行現場付近一帯のもの。
とても偶然とは思えない。
報告を聞いた右京は、今度は自分がこの場で確かめたことを冠城に伝える事にした。
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