相棒「目撃者・後日談 〜16年ぶりの再会〜」
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24:名無しNIPPER[saga]
2019/04/21(日) 14:56:20.08 ID:i/o/WJrU0
―東京都 世田谷区―


特命係の2人は、栄第三小学校を訪れた。

右京が16年ぶりに訪問してみたその学校は、ある程度整備された様子が見られたが、
それ以外は16年前とほとんど変わりなかった。

しかし今の特命係の2人にとって、学校の見た目の変化はまったく重要ではなかった。

2人は、手塚と吉田のことを聞きに、校長室を訪れる。


校長「どうも……校長の『為房栄三(ためふさ えいぞう)』です」

教頭「教頭の『時田正敏(ときだ まさとし)』です」


校長室にいたのは為房と名乗る校長だけでなく、時田と名乗る教頭も一緒であった。
頭を下げながら名を名乗った2人に対し、特命係の二人も自分の身分と名前を明かしながら頭を下げる。

そして為房校長に「さ…お掛け下さい」と促され、特命係の二人は椅子に腰かけ、
校長たちもそれに続いて机を挟んだ向かい側の椅子に座る。


右京「既に、ご存知だと思いますが。昨晩、こちらに努めている吉田先生が何者かに殺害されました」

「現場の状況などから、捜査一課は手塚先生を容疑者として確保しました」

「現在、正式に逮捕され、警視庁で拘束されている状態です」

為房校長「えぇ…ですから、先程緊急の会議を済ませたばかりなんですよ」

時田教頭「でも、どうして?逮捕したんでしたら、わざわざここに来る必要なんてないはずでは……」

右京「本来ならそうなのですが、相手が容疑を否認しているものでしてねぇ……」

冠城「それどころか、『自身の無実を証明してくれ』と我々に頼んできたのです」

時田教頭「それだけで…ですか?」

冠城「僕達、誰かに頼まれたら断れないものでして……」

右京「ですので、また同じような質問をする事になるのを、ご了承下さい」

時田教頭「は、はあ……」

為房校長「分かりました」


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