161:名無しNIPPER[saga]
2019/04/26(金) 20:26:59.07 ID:r6in7ffD0
伊丹「…話は、これで終わりじゃない」
「実は時田の逮捕に際して、校長の為房が出頭してきたんだ」
手塚「校長先生が?何で……」
伊丹「時田が麻薬に手を染めていた事を、黙認していたからだそうだ」
「理由は、アンタへのストレスが原因で、そうなっちまった事を薄々感付いてしまったから、言い出したくても言い出せなかったみたいなんだ」
「そうしている間に事件が起きてしまって……余計に、話したくても話せなくなっちまったんだ」
手塚「なんて馬鹿な事を…」
「そんな気遣い、要らないのに……」
伊丹「……」
手塚「僕があの学校に入ったのは、単純に自分の望みを叶える為だけではありません」
「僕がいない16年の間、何が変わったのか確かめる為でもありました」
「けど…結局あの学校は、何も変わっちゃいなかった」
「校長先生は要らない気遣いで犯罪を見逃し、教頭先生は犯罪に手を染めてしまった……」
「その事を咎める人は、誰もいなかった」
「平良先生がいた頃と、まるで成長していない」
「いや、それとも……」
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