70: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:32:49.03 ID:xnInN/pyO
梨子「そうそう、私とルビィちゃんは全部よっちゃんの指示に従ったまでで──」
曜「千歌ちゃんにアレな同人誌を貸したのも?」
梨子「それは……奥手な曜ちゃんと千歌ちゃんのためを思ってのことよ」
71: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:33:44.21 ID:xnInN/pyO
千歌「ささっ、ぬるくなる前にっ♪」
ルビィ「は〜い♡」
曜「ちょっとルビィちゃん!? それ、私と千歌ちゃんの──」
72: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:34:47.22 ID:xnInN/pyO
梨子「えへへぇ〜♡ よっちゃんにナデナデされちゃったぁ〜♡」
千歌「うわっ!? 梨子ちゃんの顔がとろけちゃってる……」
曜「普段の梨子ちゃんの原型はどこへやら、だね」
73: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:35:34.19 ID:xnInN/pyO
善子「リトルデーモンの内輪揉めに介入するつもりはないわよ」
梨子「介入してよぅ〜。よっちゃんが何度も『スクールアイドルやらない?』って誘ってくれたみたいに」
へっ!?
74: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:36:30.68 ID:xnInN/pyO
千歌「あははっ♪ この『5人』の時間が、これからもずーっと続けばいいのにね」
曜「へっ!?」
「5人」だって!?
75: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:37:30.79 ID:xnInN/pyO
曜「いやいや、私達aqoursは『6人』でしょ!」
千歌「へっ? 『6人』?」
曜「ちょっと全員の名前、挙げてみて」
76: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:38:22.18 ID:xnInN/pyO
善子「ああ……言われてみればいたわね。図書委員の地味な眼鏡っ娘が」
ルビィ「なんだか話しかけづらいんですよね。休み時間中もずーっと1人で本読んでて」
さすがに同じ1年生の2人は花丸ちゃんのことを憶えているみたいだ
77: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:39:17.80 ID:xnInN/pyO
曜「それ本当? 梨子ちゃん?」
梨子「ええ、よっちゃんの言ったとおりよ」
ルビィ「そうですよ。体育館でのライブを観て感動したから、ルビィと梨子さんが加入を決めたんです」
78: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:40:25.65 ID:xnInN/pyO
曜「わかった。もう止めにしよ」
千歌「どうしたの、よーちゃん?」
彼女が心配そうに私の顔を覗き込む
79: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:41:10.40 ID:xnInN/pyO
曜「そ、そんなことは──」
壁が、テーブルが、椅子が、ドロリと熱せられたキャラメルのように溶け始める
千歌「気にすることないじゃん、1人くらい欠けたって♪」
80: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 04:42:12.05 ID:xnInN/pyO
千歌「よーちゃん、大好きだよっ♡」
曜「いっ、嫌だ。やめてっ!」
それでも千歌ちゃんだけは人間のまま、私を後ろからギュッとハグしてくれた
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