144: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 05:44:14.74 ID:xnInN/pyO
曜「私はそんなの耐えられない。私が幸せになるために……千歌ちゃんと梨子ちゃんが過ごした1年がなかったことにされるなんて……」
だからこそ、私はあの「理想世界の夢」をおぞましい空間だと震えたのだ
曜「2人が悲しい思いをしなければそれでいい、じゃないの! 私が悲しい思いをするっての! わかる?」
月「ああ……なるほどね」
一度は見せた動揺をひた隠しにして、月ちゃんがニヤリと微笑んだ
曜「今ならまだ間に合うよ。花丸ちゃんのおじいちゃんの下へ『忘却の書』を返して、謝りに行こう。そしたら黒澤家と小原グループがもみ消して──あだっ!?」
隣の善子ちゃんからゲシッと蹴りをかまされた
善子「ずら丸がやられてるのによく言うわねっ!」
曜「……ごめん。でもやっぱり月ちゃんは私の従姉妹だから」
善子「やっぱり曜にとって、ずら丸はどうでもいい存在だったのね?」
曜「どうでもよくはないけど……さっきも話したとおり、私の方から関わろうとしなかったことは後悔してるから」
それこそ記憶を消すとかじゃなくて、1年前からやり直せたら……と願いたくなるくらいには
善子「……わかってるわよ。先輩と後輩として、最低レベルの情くらいはあったってのは」
曜「ま、まあ」
端的に言えば、そういうところへ落ち着くか
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