曜「たとえみんなが望むとしても」
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135: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 05:33:52.04 ID:xnInN/pyO
月「『千歌ちゃんと梨子ちゃんから、お互いの記憶を消すため』、だよ」

ようよし「「は?」」

頭の中に大きな疑問符が浮かんだのも束の間、すぐにそれがいったいどんな意味を持つのかが次々と想像できてしまった

月「あの2人が共に過ごした1年間の記憶を抹消して、もう一度赤の他人だった頃まで戻す。ただそれだけのこと」

大した問題ではなさそうに、淡々と彼女が補足する

曜「月ちゃん……自分が何を言ってるのか、わかってるの?」

月「もちろんだよ」

曜「千歌ちゃんと梨子ちゃんが付き合ってて、お互いのこと大切に想ってるって、わかってて言ってるの!」

まだ2人と知り合って日は浅くても、イタリアでの旅や路上ライブの舞台作りを一緒にやってきたのなら、彼女達がいかに深い絆で結ばれているか理解できなくはないはずだ!

月「わかってるも何も、だからこそ、なんだよ。曜ちゃん」

善子「何が目的なのよ? 冗談抜きでリリーと千歌の仲を引き裂くために、あんだけのことしたっての!」

月「うん。そうだけど」

月ちゃんが悪びれもせずにニヤリと笑う


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