4:くるみマロン[kotapokettomon@yahoo.co.jp]
2019/03/27(水) 11:12:30.96 ID:2FLF7/ck0
奈緒「えー!プロデュースをやめるってどういうことだよ!」
奈緒に担当変更の話をしたら彼女は大声をあげて抗議した。
奈緒「私をトップアイドルにするって言ってたじゃんかぁ!」
P「お前だったら俺がいなくても大丈夫だよ」
奈緒「プロデューサーと一緒じゃなきゃ嫌だ!」
彼女は珍しく駄々をこねた。と言っても俺も二年も一緒にやってきた奈緒と別れるのは少し寂しい。しかしプロジェクトの為には仕方ない。
P「…俺もお前がトップアイドルになるのをそばで支えていたかったけど仕方ない。上司からの命令なんだからさ」
奈緒「う〜」
奈緒は涙をこらえている。目じりに涙がたまっていた。
奈緒「…じゃあ、一ヵ月のライブ見に来てよ」
そう言うと奈緒は俺にライブのチケットを渡した。確か奈緒には知人用に何枚かチケットを渡していた。
奈緒「客席から成長した私を見てよ、すこしは成長してると思うぜ、ずっと前から一緒にやって来たんだから…」
P「奈緒…」
奈緒の思いやりに俺は心が暖かくなった。
P「うん、いいよ」
俺はチケットを奈緒から受け取った。奈緒は空いた手で涙をぬぐった。
奈緒「う〜やっぱりさみしいよ〜」
泣いている奈緒に俺は手を差し出す。
P「道は別れたけどこれからもお互い、奈緒はトップアイドル、俺は一流プロデューサーを目指して頑張ろうぜ」
奈緒は泣きながら笑って差し出した俺の手を握った。
奈緒「おう!」
30Res/16.70 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20