26:名無しNIPPER[saga]
2019/03/28(木) 00:29:20.49 ID:zC/I/PJL0
同時刻・女子寮
「はぁ…」
少女はため息をついた。
スーツを着た人形の腕に針で糸を通す。決してほどけないように丁寧に。
「プロデューサー、さーん」
鼻歌を歌いながら少女は次にリボンをつけている人形に針を入れて、二つの人形を結びつける。二つの人形が離れないように丁寧に丁寧に。
「ふふふふーん」
少女は二つの人形の結び目を隠すように上からリボンを巻いた。
「完成しましたぁ。…『瞼の裏まであなただけ… それくらい好きなの…』……なぁーんて♡」
そう言って少女はスーツの人形にキスをした。
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