8: ◆CS7uVfQgX.[saga]
2019/03/26(火) 20:51:09.99 ID:jalGf1Kc0
◆◆◆◆
午前9時18分。
もう何回目か、携帯で時間を確認してすぐにまたポケットにしまう。もうこの場所に着いてから30分近く経つ。まだ待ち合わせの時間まで40分はあるのだからどこかのカフェで座って待っていればいい気もするのだが、今この時にでも彼が来るかも知れない。そう思うと移動する気になれなかった。
突然、ケータイの画面が切り替わる。PからのSNSアプリによる通話の通知だ。普段の仕事のときはPは携帯に最初から搭載されている通話アプリを使用する。だから、彼がSNSアプリで連絡を取って来るということは、今がプライべ―トなのだと改めて実感し、百合子の頬に赤みがさす。
…っといけない、電話に出なくちゃ。
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