貴虎「何? 再びISの世界へだと?」
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44:名無しNIPPER[saga]
2019/03/29(金) 22:19:57.41 ID:2OibMYGo0
貴虎「……なるほど」

楯無「どう?」

貴虎「確かに、悪い話ではないな」

楯無「でしょ?」

貴虎「だが、遠慮しておく」

楯無「……どうして?」

貴虎「わからないからだ。果たして、本当に私を鍛えられるだけの力量があるのか……」

楯無「IS学園において、生徒会長の肩書きは……あるひとつの事実を証明してるんだよね」

貴虎「……何?」

楯無「生徒会長……即ち、全ての生徒の長たる存在は……」 ビシッ

楯無「『最強』であれ……とね」

貴虎「……つまり、お前がこの学園において最強だと?」

楯無「試してみる?」

貴虎「……いや、やめておく」

楯無「そう? てっきり、勝負でも仕掛けてくると思ったけど」

貴虎「私としても、自分の欠点を克服しなければと考えていたところだ。そこで、最強を自称するほどの実力者がコーチをしてくれるというのなら、断る理由はない」

楯無「なーんか言い方に棘があるけど……まぁ、いいか。それじゃあ、この話に乗ってくれるのね?」

貴虎「あぁ、よろしく頼もう」

貴虎(この女、実力も目的も計り知れない。まずは近づいて、何者なのかを把握すべきか……)


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