30:名無しNIPPER[saga]
2019/03/29(金) 20:20:03.19 ID:2OibMYGo0
食堂
貴虎「……篠ノ之」
箒「何だ?」
貴虎「……なぜ隣で食べる?」
箒「一緒に朝食を摂ることの何がおかしい」
貴虎「テーブル席に、ふたりが横並びというのはおかしいだろう。普通は対面で……」
箒「私はそうは思わない」
貴虎「……一体どうした?」
箒「何がだ?」
貴虎「とぼけるな。今日のお前は、どこかおかしいぞ」
箒「……」
貴虎「……篠ノ之?」
箒「……あのとき、急にお前が消えてから……私は、お前のことを忘れてしまった」
箒「どうして、そんなことになったのか……わからないし、わかりたくないと思っている自分もいる」
貴虎「……」
箒「だが、お前を忘れた後も……私の中に、ずっと何かがこびりついていた」
箒「あのときの、お前からの信頼が……私の中の、お前への想いが……」
貴虎「っ……」
箒「私はそれを、二度と失いたくない……! もう二度と、貴虎のことを忘れたくない!!」
箒「だから……だから、私は……!」
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