142: ◆QNL99VWo9I[saga]
2019/04/08(月) 21:10:35.27 ID:0inOOLUQ0
貴虎「……みたい?」
楯無「さすがの私も、そっちの事情はそれほど詳しくないの。こんな例、聞いたこともないし……」
貴虎(サガラ……あの男、一体どうやって斬月を用意したんだ……)
貴虎「……すまない、それは私の責任だ」
楯無「……で、今度のタッグマッチで、ぜひ簪ちゃんとペアを組んであげてほしいの」
楯無「このとーり!」 パンッ
貴虎「……待て、どうしてそうなる」
貴虎「私のせいで専用機が完成していないなら、そいつの私に対する印象は最悪だろう」
貴虎「というより、完成していないにもかかわらず、タッグマッチには出場が決定しているのか?」
貴虎「そもそも、なぜ私だ? 本人が望んだのか?」
楯無「言いたいことは分かるけど……こっちにも事情があるの」
貴虎「説明できないのか?」
楯無「……」
貴虎「……はぁ……」
貴虎「……いいだろう、わかった」
楯無「え!? それじゃあ、いいの?」
貴虎「私のせいで、そうなったと言うのなら、強くは言えん。それに、一応とはいえ、この間は世話になった」
貴虎「その借りを返そう」
楯無「ありがとう、貴虎くん!」
貴虎「では……私から誘えばいいのか?」
楯無「うん。でも……極力、私の名前は出さないでね」
貴虎「……わかった」
楯無「お願いね」
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