101: ◆QNL99VWo9I[saga]
2019/04/01(月) 21:50:06.53 ID:zLdtmU2Z0
それから、貴虎の部屋
楯無「というわけで、お姉さんは貴虎くんの警護のため、近くにいたってわけ」
貴虎「それならそうと最初から言え」
楯無「それじゃ意味ないじゃない」
貴虎「それに、警護というわりには、必要のない行動も多かったように思えるが?」
楯無「んー、例えば?」
貴虎「……言わずともわかるだろう」
楯無「えー? お姉さん、わかんなーい。貴虎くん、教えて?」
貴虎「だから、その……扇情的な格好のことだ!」
楯無「やーん、貴虎くんのエッチ!」
貴虎(この女……っ!)
楯無「ふふっ」
貴虎「……」
楯無「……更識家は昔から、この手の裏工作……暗部に強いのよ」
貴虎「……そうか」
楯無「でも、当面の危機は去ったようだし、私も少しは気が休まるわ……まとわりついて、ごめんね」
貴虎「……やり方はどうあれ、私のための行動だったのだろう? なら、それはもう構わん」
楯無「……私が近くにいなくなると、寂しい?」
貴虎「いや、まったく」
楯無「……」
貴虎「……」
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