【ガルパン】みほ「私は、あなたたちに救われたから」
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667: ◆H9H0Q4zLDSTW[saga]
2020/07/11(土) 04:01:02.54 ID:qIHGvXuA0
みほ「……………………」

沙織「みほ……?」


突然押し黙ったみほに沙織たちはもちろんのこと、無線の向こうからも疑問符が浮かんでくる。

優花里がみほの肩を揺らしどうしたのか問いかけるが返事は返ってこない。

何事かと車内に不穏な空気が漂ってきた時、みほの表情が今にも泣き出しそうに歪んでいく。


みほ「やっぱりっ…、やっぱり私はっ…!貴女にはっ……」


ガリガリと頭を掻きむしり、歯を食いしばる。

そのあまりの剣幕に、止めようとした優花里もひるんでしまう。


みほ「どうしてっ……!なんでっ……!だけど、だけどッ!!?」


ならばと、沙織が意を決して声をかけようとした瞬間、


みほ「っ……私はっ、それでもッ!!?」


悲痛な叫びと共に、みほはキューポラから外へと出た。


みほ「各車リーダー上に出て手伝ってっ!!レオポンさんチームは牽引用ワイヤーとロープを用意してくださいッ!!」


砲塔に仁王立ちし、何やら叫ぶみほの様子に隊員たちは何事かと呆気にとられる。

しかし、みほの剣幕はそんな空白を許さない。


みほ「急いでッ!!時間がないッ!!私一人じゃ無理なのッ!!」


その言葉に慌ててリーダーたちが外へと出てくる。


桃「おい西住っいったい……うわぁっ!?」


どういう事なのかと車上に出た桃が尋ねようとした時、彼女の胸元に丸められたロープが飛んできた。



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