【ガルパン】みほ「私は、あなたたちに救われたから」
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637: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2020/03/31(火) 02:13:21.33 ID:mtBwRMLC0

嘲笑混じりの指摘は小梅にとって痛恨だった。

小梅のこの一年間、死に物狂いで努力してきた。

それは全て、『彼女』のためだ。

それをまほも理解しているはず。

その上で、嘲笑う。


まほ『いいさ。そこまで不安なら戻って私が指揮してやろう。可愛い後輩が怯えているんだからな』


優しさを装う気なんて欠片も無い。

そんな助力を受け入れられるほど、小梅のプライドは安くはなかった。


小梅「……結構です。ここは、私がなんとかします」

まほ『ああ、そう言ってくれると思っていたよ副隊長』


悔しさに歯を食いしばる音が聞こえたのか無線の向こうからくぐもった笑いが聞こえてくる。


まほ『くくっ……安心しろ。別に負けるつもりは無い。ただ、私は私で準備があるだけだ。お前はただ、お前の思う通りに行動すればいい。いざという時のフォローは私がするさ。
   
   これも、未来の隊長であるお前に必要な勉強だ。頑張ってくれ』

小梅「……了解です」


返答を待たず無線を切り、ハッチを閉めずにそのまま腰を下ろす。




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