【ガルパン】みほ「私は、あなたたちに救われたから」
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601: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2020/03/06(金) 23:41:57.46 ID:cUtDLTap0



「まったく、黒森峰は何やってんだか」


ケイからもらったポップコーンを口に放り込みながらカチューシャはふんと、悪態をつく。

観客席に配置してあるモニターには大洗が展開した煙幕によってかく乱され、隊列の乱れている黒森峰の車両が映っていた。

その様子に苦々しいものを感じたカチューシャは苛立ち紛れに抱えたバケットから次のポップコーンを掴む。


「隣、良いですか」


その時、後ろから声をかけられた。

カチューシャは苛立ちを隠さずに返答する。


カチューシャ「はぁ?んなの見ればわか――――」


けれど、その声は最後まで言葉にならなかった。カチューシャが振り返った先にいたのは、彼女の良く知っている人物で、

だけど、今ここにいるだなんて想像していない人物だったから。


しほ「……お久しぶりですね」

カチューシャ「あな、たは」


西住しほ。高校戦車道連盟の理事長にして、今決勝で激突している西住まほ、西住みほの母親。

カチューシャにとってあまりにも因縁深い人間がそこにいた。


しほ「……カチューシャさんと、呼べばいいのかしら?」

カチューシャ「いえ、その別になんでも……」

しほ「そう。なら、カチューシャさん隣、大丈夫ですか?」

カチューシャ「あ、はい……」


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