【ガルパン】みほ「私は、あなたたちに救われたから」
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380: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2019/07/14(日) 02:44:38.85 ID:LUa+0x7l0


カチューシャ「結局、マホーシャだけだったわ。私を責めてくれたのは」


少し赤くなった脛をさすりながらみほがどういう意味かと見つめる。

その視線にカチューシャは返答せず、今度は震えのない声で告げた。


カチューシャ「ミホ、私あなたの事嫌いよ」


態度が大きく、悪びれのない声。


カチューシャ「自分勝手で、わがままで、自分がこの世で一番不幸だって思ってそうなところ。私そっくりで大っ嫌い」


嘲笑うようにみほの顔を覗き込む。


カチューシャ「だから――――見届けてあげる。あなたの末路を。見せてみなさい、あなたの等身大を」


そう言い終わるとカチューシャは踵を返し歩いていく。

その背中に、みほが呼び止めようと声をかける。


みほ「か、カチューシャさんっ!!」

カチューシャ「じゃあね。応援はしてあげないけど精々見苦しくあがきなさい。面白かったら笑ってあげるから」


そう言って、振り返ることなくカチューシャは去っていった。

追いかけてくるなと無言で告げるその背中に、みほは結局何も言う事が出来なかった。

ただじっと、その場に立ち尽くし彼女の言葉を頭の中で反芻し続けていると、甲高いチャイムの音と共にスピーカーから抑揚の薄い声が流れてきた。





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