【ガルパン】みほ「私は、あなたたちに救われたから」
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◆eltIyP8eDQ
[saga]
2019/05/05(日) 00:52:16.10 ID:GKT/EkqT0
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ねこにゃー「あ、キャプテン」
典子「猫田か」
大通りから外れた街角で偶然、ねこにゃーと典子は鉢合わせた。
典子「そっちの様子はどうだ」
ねこにゃー「さっきチームのみんなと合流したけどまだみたい……とりあえずまたバラバラに探し回ってるけど……」
典子「こっちもだ。とりあえず会長に報告はしたが……」
典子が腰に手を当てため息を吐く。
いつも元気に満ち溢れている典子のそんな姿にねこにゃーもつられてため息を吐いてしまう。
ねこにゃー「……西住さん、どこ行ったんだろう……」
典子「……それを探してるんだ。口より足を動かそう」
ねこにゃー「うん……あれ?」
その時、ねこにゃーが視線の先に見慣れた影を見つける。
小さく、どこか頼りなさを感じるその影は不安そうな顔で周囲を見渡していた。
ねこにゃー達は顔を見合わせ、その影に近づいていく。
ねこにゃー「澤さん」
ねこにゃーの呼びかけに、梓はびくりと肩を震わせるも声を掛けてきたのがねこにゃーと典子である事に気づくと安心したようにため息を吐いた。
梓「猫田先輩に磯辺先輩……びっくりさせないでください……」
典子「澤、ウサギさんチームの捜索範囲はこっちじゃなかったはずじゃ」
典子の言葉に梓はキョトンと首を傾げる。
そしてすぐに自分がみんなからはぐれてしまった事に気づくと、恥ずかしそうに顔をそむけた。
梓「え?……あ、私いつのまにこんなところにまで」
梓はぺこりと頭を下げる。
梓「ごめんなさい、あっちにいるかも、こっちにいるかもってやってたらいつの間にかみんなからはぐれちゃったみたいです……」
ねこにゃー「あはは……」
典子「熱心なのはありがたいが、ちゃんと周りも見ておこうな」
梓「はい……」
典子「……澤、ちょっといいか?」
梓「え……?」
典子「まだ、隊長の事で怒っているのか」
ねこにゃー「キャプテン、今はそれどころじゃ……」
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