白菊ほたる「運命の輪」 【ウルトラマンジード×シンデレラガールズ】
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29:名無しNIPPER[sage saga]
2019/03/20(水) 15:46:20.44 ID:2rdIn1Hc0

ほたる(……ごめんなさい……)

 自分の知っている人だけ助けようなんて、最低の発想です。
 人を幸せにするアイドルになりたいはずだったのに、こんなの矛盾しています。
 布団の中で自分の体を抱きしめながら、私は時間が過ぎるのを待ちました。

 十時五十分、五十一分、五十二分――
 着々と時間が進んでいきます。五十三分と表示され、私は目を瞑りました。
 ちょうど会場の近くに怪獣が出現する頃合いです。

ほたる「――!?」

 しかし、そうはなりませんでした。
 私の部屋が揺れたのです。窓の外から地鳴りが響いてきたのです。

ほたる「どうして……」

 少し間を置いてサイレンが鳴り響きます。
 怪獣の足が地面を踏みしめる重々しい轟音が聞こえてきます。

 パジャマのまま家を飛び出し、表に出ます。
 怪獣が居ました。私の住むマンションの、すぐ近くに。

ほたる「どうして……!!」



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