白菊ほたる「運命の輪」 【ウルトラマンジード×シンデレラガールズ】
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名無しNIPPER
[sage saga]
2019/03/20(水) 15:45:23.99 ID:2rdIn1Hc0
ほたる(このまま、家でじっとしていたら……?)
少なくとも、私があの場に居合わせることはなくなる。
でも私だけ助かったところで、多くの人が不幸になることに変わりはありません。
ほたる(………………)
どうすればいいのだろう、考えが浮かんでは消え、訪れては過ぎ去ります。
目を閉じ、瞼の裏の温度を感じていると、いつの間にかうつらうつらとしていました。
いくら時間が経ったのでしょう、私はスマホの着信音で目を覚ましました。
プロデューサーさんからメッセージが届いていました。「どうした? トラブルでもあったか?」と。
時間表示は八時四十五分を指していました。完全に遅刻です。
ほたる(プロデューサーさんに、打ち明ければ……)
そうも思いました。警察は信じてくれなくても、プロデューサーさんならもしかしたら。
しかし――先の二回、私を庇ったことで彼は命を落としました。
彼を巻き込めば、また同じことが繰り返される危険性があります。
ほたる(ほんとうに、どうしたら……)
頭を悩ませます。十五分おきに彼から連絡が入りましたが、私は答えられませんでした。
メッセージ、メール、電話、心配されていることが手に取るようにわかってしまいます。
そして七回目の連絡が来た十時十五分。私は通話ボタンを押しました。
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