白菊ほたる「運命の輪」 【ウルトラマンジード×シンデレラガールズ】
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13:名無しNIPPER[sage saga]
2019/03/20(水) 15:38:21.44 ID:2rdIn1Hc0

P「……ほたる!」

 プロデューサーさんが私の手を取ろうとして、「熱っ!」と叫んで引っ込めました。
 ですが気にしている余裕もなかったようで、代わりに手首を掴んで引っ張ります。
 彼に連れられて一目散に廊下を駆け、非常口から会場を出ます。

 瞬間、轟音が鼓膜を揺らしました。
 頭蓋に振動が走り、思考に電流が走ります。
 悲鳴が上がり、それが街中に伝播します。

 恐怖が恐怖を呼ぶ悪循環。
 至る所から悲鳴や怒号が飛び、車のクラクションが鳴り、そしてそれらを掻き消す地鳴りと破壊音が響き渡ります。

ほたる(何が、起きて――)

 私はそれすら分かっていませんでした。
 人の逃げる方向に従い、プロデューサーさんに手首を握られて走るだけ。

 いったい何が。これも私の不幸が呼び寄せたことなのか。
 好奇心なのか責任感なのか。私は轟音の源である背後を振り向きました。



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