ほむら「エヴァンゲリオンVS魔法少女 最後の戦い」
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◆wulQI63fj2
[saga]
2019/03/18(月) 20:41:09.80 ID:urkHNFqn0
だけど、と言ったのはキュゥべえだ。
彼は小さな身体でほむらの隣を歩きながら、言葉を続ける。
《これで下手に動けなくなったね》
『いざとなれば尾行を振り切ってもいいのだけれど』
《ほむら、キミに良いことを教えてあげようか》
『そういうのいらないです』
《じゃあ教えないでおくね》
ほむらは照りつける日光を遮るように右手を空に翳した。
そしてさも暑さに参ったような振りをして軽くよろめき、キュゥべえに蹴りをぶち込む。
『あらごめんなさいついうっかり』
《いやわざとだよね》
『二発目、行きます』
《分かりました喋ります》
キュゥべえがやれやれと首を振る。
歩きながら、その白い前足を後ろの方へと軽く振って、
《――尾行はそれ以外にもあるよ》
『……』
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