【艦これ】艦天って略すとカロリー低い食材みたい 第四章【天華百剣】
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140: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/03/15(金) 21:42:32.65 ID:FUR98O3A0
( T)「陸に上がって加勢して貰いたい所だが、若と城和泉が三浦に斬られた恋愛脳追って海に飛び込んだ。安否の確認を頼む」

時雨《ハァ〜〜〜?何やってんのさ……しょうがないなぁ……》


普段なら『見捨てればいいのに』とでも付け加えるだろうが、二人の性格を知っている以上、飲み込んだのだろう
大きく旋回して島の周囲を調べ始めてくれた。さて、こっちはこっちで大仕事だ


( T)「残りはお前だ。ハイクを詠め」


( -д- )「……」


深海棲艦は殺した。共謀者は奴が自ら斬り捨てた
たった一人残った首謀者は、刀を地面へと突き刺し、杖のように柄底に両手を添えた


( ゚д゚ )「自信作だったのだがね。役不足だったか?」

( T)「一ダース連れて来いって言っただろ」

( ゚д゚ )「フフ、一体だけでも精一杯だったのでね……これで、打ち止めだ」


あ良かったこれ以上出てこられたらどうしようかと思った


( T)「だが、まだまだ楽しませてくれんだろ?」

( ゚д゚ )「ああ。お互い、不完全燃焼だろうしな」

( T)「それじゃあ……語り合おうか。存分に」


矛を振るい、両手で構える。虎徹も霞の構えを取った
三浦は直ぐには動かなかった。地面から、いくつもの蔦のような禍魂が刀身を、脚を伝い身体を包み込んでいく
蔦は纏まり、一つの幹となった。蠢きながらギュウと締め上がると、一旦停止してから解かれ始めた


( T)「……」


犬、いや、狼を模した仮面と兜。羽根が折り重なったような肩鎧に、黒い蚯蚓の這う籠手
佩楯は苦悶の表情を浮かべる人の顔に覆いつくされ、足袋には猛禽類が如く鈎爪が生える
仮面の奥で光る瞳は青白い。深海棲艦が持つ色とそっくりだった



爪 ゚W〉「……三浦 孝一だ。手合わせ願おう」



ハッキリと言える事が一つあるとすれば、奴はヒーローより悪役の造形に心惹かれるタイプだ


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