【艦これ】艦天って略すとカロリー低い食材みたい 第四章【天華百剣】
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105: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/03/15(金) 01:03:40.73 ID:FUR98O3A0
小夜左文字「……仕方ない」

( T)「あ!?お前、何やって……!!」

小夜左文字「私の番が来ただけよ……!!」


小夜は防御壁を展開した。船を守るためじゃ無く、『道』を作るために
因幡の白うさぎに出てくるサメのように、均等に並んだ足場が島へと続いている


城和泉正宗「あなた一人残しては行けないわよ!!」

小夜左文字「いいから!!行って!!」


小夜の顔からは滝のような汗が流れ出し、並びの良い歯を砕けんばかりに噛み締めている
距離百足らずといっても、島まで届かせる壁を張るには壮絶な負荷が掛かるのだろう
押し寄せてくる禍憑に、刀を使う余裕など毛頭無いように見える


小夜左文字「共倒れより、マシ……!!」

( T)「っ……クソが!!若、城和泉!!行け!!」

(*゚ー゚)「はい!!城和泉!!」

城和泉正宗「し……死ぬんじゃないわよ!!絶対に!!」


小夜が身を削って作り上げた橋にすら妨害してくる禍憑を斬りはらい、二人を先行させる
俺か夕立が残るべきなのだろう。だが……


「あんたらも!!さぁ、早く!!」

「お嬢ちゃんは俺らが命を懸けて守るからよ!!」

八宵「工具って振り回したら痛いんだよぉ!!」


海兵達の身を呈した働きを、無下にするわけにもいかない
クソ、八宵までレンチ振り回して抵抗してやがる


夕立「っ、ぽぉい!!提督さん!!」


素面の状態で禍憑の塊を、夕立が海へと斬り払った
グズグズしている場合ではないと察している。俺が立ち止まってどうする!!


( T)「後は、任せた!!」

小夜左文字「フ、フフ……良い、復讐を……!!」


頼りにし続けた、小さな復讐者の心からの笑顔
それを見て湧いた力を脚に込め、架け橋を蹴って跳んだ


「グガアアアアアアアアアア!!!!!」

「さぁ!!帝国海軍の底力、見せてやれ!!」


禍憑の叫びと銃声が後ろ髪を引いたが、前を向き進み続けた


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