497:名無しNIPPER[saga]
2020/02/10(月) 18:54:59.25 ID:CaLDwjtG0
辺りは夜。季節は冬間近。
彼らの間には灯一つなし。
しかし微かに慣れた紺之介の夜目に少女の瞳は大きく映った。
それは吸い込まれそうな程の美の幻影。
刃踏とはまた違う、『情熱的に愛を愛する者』の姿。
紺之介、焦がれる心拍に酔いしれてただ思う。
ただ、ただ
紺之介(美しい……)
それは彼が露離魂町にて最初に彼女を目にしたときにも感じた衝撃。何故今さらになってまたそれが起伏したのか、そんなことを考え直す余地も今の彼にはなかった。
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