442:名無しNIPPER[saga]
2020/02/10(月) 17:46:02.19 ID:CaLDwjtG0
少女は小鳥の囀りに誘われ、やがて追憶の夢から目を覚ます。
宿の床から身体を起こした愛栗子はまだ隣で眠る紺之介の顔を覗き込んだ。
愛栗子(妬いてしまいそうになるほど凛々しい寝顔じゃの)
その寝顔にどこか既視感を覚えつつも愛栗子は彼を起こさぬよう、一旦顔を引かせた。
紺之介が起きればまた旅が始まる。恐らく彼らにとってそこは最後かつ最期の地になり得る場所であった。
602Res/308.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20