379:名無しNIPPER[saga]
2019/10/01(火) 17:14:17.42 ID:htj7Q5Kz0
愛栗子「つまり将軍様にとって一番の女だったのは奴……というわけじゃな。しかし将軍様が一度の唾つけ以降わらわを美術品のように扱ったことから幕府の連中が勘違いをし刀化の順をもソレと勘違いした。その噂を耳に入れてしもうたあやつは不安になったんじゃろうな……己が最も将軍様を想っておった故に」
愛栗子は呆れながらも哀しみの浮いた顔で呟いた。
愛栗子「少し考えればわかるじゃろ……将軍様にも人並みの心があったならば、情を吹き込んだ者ほど人の理から離れて欲しくはないじゃろて……なぜじゃ、なぜあやつもそれに早く気づかぬ」
愛栗子「故にわらわは一番奴の闇を増幅させてしまっておる。そしてその次が恐らく、順は遅けれど目に見えて贔屓されておったぬしじゃろうな。そう考えればまなが早々に壊されてしもうたのにもなんとなしに合点がつく」
602Res/308.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20