141:名無しNIPPER[saga]
2019/03/25(月) 05:04:06.00 ID:sLYD87sq0
船長「見せしめだァ! そこの漕ぎ手を射てェ!」
漕ぎ手「ひィ!」
そして遂に漕ぎ手殺しの矢、放たれん。
だがそれを断ち切るモノ、縦笛の旋律に乗りて背嚢から姿現れたり。
下人海賊「な、なんだァ!? ありゃあ……!」
輩の驚愕に乗じて愛栗子これでもかと声を張り上げる。その声は先ほどの大男から放たれた声量に負けず劣らずのものであった。
愛栗子「賊供!その目に焼き付けるがよい! これから開かれる『鈍剣舞』を!」
乱怒攻流(勝手に変な名前つけないでよ!)
乱怒攻流不満を堪えつつ一斉に六本の刀を音色に泳がせる。その一本一本が向かってくる矢を叩き折り叩き斬る。
その反撃の鋼矢はやがて輩の布と身を切り裂いて小舟に赤いまだらを散らした。
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