139:名無しNIPPER[saga]
2019/03/25(月) 05:02:12.52 ID:sLYD87sq0
愛栗子「いつの時代も海賊というのは変わらんものじゃのぅ……そろそろお伽話のような巨船一つで攻めてくる輩が現れたのかと少しばかり期待しておったのじゃが……」
囲まれても尚余裕を崩さぬ愛栗子に月一は焦り混じりの表情で叫んだ。
月一「紺之介殿は何をしておるのだ!? 私たちがこんな状況になっても何故姿を現さぬのだ!」
華蓮「も、もしや紺之介さまはもう……」
月一「もしくはあの男、先に尻尾を巻いて何処かへ逃げたのか!?」
愛栗子「喚くでない」
華蓮「へ」
船で丸くなるばかりの二人に愛栗子は低く重みのある声で喝を入れた。
愛栗子「紺の強さの末端も知らぬ輩が好き勝手にあやつを語りおって……精々子犬のようにそこで怯えておるがよい」
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