【安価・コンマスレ】インフィニット・ストラトス:Reboot
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50:名無しNIPPER[saga]
2019/03/04(月) 22:23:53.71 ID:l9CDMZsY0
意識を失った拓也は、ISのテストパイロット用に用意されている医務室に搬送された。

『男がISを起動させた』。その事実が広まらない筈も無く、特別な存在である拓也を手に入れようと、多国の政府が暗躍を始めた。

だが、ここは日本。一番に接触出来るのは日本の団体であり、それは誰もが忌避しているものだった。

IS学園。文字通り、IS関係(特にISの操縦)のことについて学ぶ学校である。

ここには『他のどの組織、政府も関与することが出来ない』という規定が存在する。

つまり、巽 拓也を確保する手段は、卒業後まで消滅することを意味していた。

「…というわけ。状況は理解出来た?」

パイプ椅子に座り、ニコニコとしている女性。名前は『マリア・パルマコン』。

その隣には、キッチリとしたスーツを着用している女性『ジルヴィア・バルヒェット』が佇んでいる。

「分かりました…。…僕はIS学園に入学しないと、酷い目に遭うってことが」

「そうねぇ。良くて人体実験、悪くて解剖されると思うわ」

「うぅ…」

自分がどれほど異端な存在か。それが分からない拓也ではなかった。自由に選ぶ権利が無いことも、分かっていた。

だから、腹を括るしかなかった。IS学園に入学し、自分を守れる力を手に入れる。そうすること以外の選択肢は、実質存在しない。

「…行きます。IS学園に入学します」

その言葉を聞いたジルヴィアは、書類を机に置いた。


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