6: ◆C2VTzcV58A[saga]
2019/03/03(日) 21:04:20.40 ID:3rmS2+z/O
千夜「というより、いきなりなんですかお前は。前振りなく手品を披露されても反応できるわけがない」
P「いや、魔法使いだから手品くらいはできるところ見せとかないとと思って」
千夜「なんだそれは……お前は相変わらず、ふざけているな」
P「ふざけてなんて」
千夜「ふざけているでしょう。時折私に対して意図的に道化を演じるのは何故だ。私にはそれが理解できない」
P「………あー。それは、だな」
千夜「………」
P「その方が、スキンシップが取りやすいかと思って」
千夜「………は?」
P「ほら、千夜と親しいちとせがあんな感じだろう? だから俺も、ああいうノリで、かつ魔法使いっぽくいたほうが千夜と仲良くなりやすいかなと」
千夜「……お前。それはつまり、私のためと言うのですか」
P「……まあ、うん」
――なんだそれは。
何を抱えているのか、と散々頭を悩ませていたというのに……蓋を開ければ、そんな理由で? 私のために?
ああ……なんて、なんて馬鹿らしい。
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