146: ◆QjbAJuMwBnbV[sage saga]
2019/07/07(日) 23:17:03.85 ID:psbtFvU30
そしてお昼休み
いつもよりお弁当の量を減らしてきてたマルは
ルビィちゃんや善子ちゃんにそのことをちょっとだけ心配されながらも
ほんの数分だけど、普段よりも早く部室に向かうことに成功しました
一緒にいる時間が長くなればその分話しかける機会も増える
その時のマルの頭の中は、これから梨子さんにどうやって話しかけようかと
そのことでいっぱいでした
もちろん、急いでいるからといって噛む回数を減らしたり
折角のお弁当をおいしくいただくことを疎かにしたりはしませんでした
そして今日はマルの好物も入っていたので気分は上々です
部室への道も意気軒昂と先頭を歩き
勢いのままマルが部室のドアを開けると
ダイヤ「あら、花丸さんたち今日はいつもより少しお早いのですね」
果南「おっ、なんだかずいぶんとやる気に満ちた顔してるね〜」
先に部室に来ていたダイヤさんと果南さんがマルの様子を見て声をかけてくれました
これは幸先がいいと思ったマルは気をよくして
花丸「もちろんですずら!」
なんだかおかしくなってしまった言葉遣いで返事をして、部室を見渡します
…いない
どうやら梨子さんはまだ部室には来ていないらしく
途端に、マルは出ばなをくじかれた気分になってしまいました
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