13: ◆dzX3.Do/lI[sage]
2019/02/27(水) 22:46:51.17 ID:aP5KLD6H0
なのにPサマは、いつもぼくのことを見てたよね。
失敗すれば「大丈夫だ、次はできる」そうぼくを励ましてた。
もたもたしてれば「落ち着いて、少しずつやればいい」そうぼくを落ち着かせた。
たまにできれば「よくできたぞ、頑張ったな!」そうぼくを褒めてくれた。
毎日毎日、ぼくに声をかけてくれてたよね。
今ならわかるけど、その時のぼくにはわけわかんなかった。
「なんでこの人、こんなに必死なんだろ」
ぼくのために遅くまで働いて、ぼくのために毎日汗を流して、
ぼくのために一日歩き回って、ぼくのために下げなくてもいい頭を下げる。
こんなぼくのために一緒にいてくれるPサマのことがわけわかんなかった。
ぼくには、何もないのに。
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