19: ◆O.FqorSBYM[saga]
2019/02/27(水) 19:38:44.94 ID:LYvk9DjV0
〜〜〜〜
もこっち「...」
うっちー「...」
──ぱたたたたっ...ぱたっ...
女性用の小さな、花柄の傘。
ソレが2人の少女を雨から守ってくれる。
なんとも言えない防御の音が、やけに心地よかった。
もこっち(相合い傘か...ヤンキーの時以来だな)
もこっち(...本当に、絵文字の行動が読めん...昔は私のこと無視してたのに)
もこっち(今は、優しくしてくれるというか...なんでだろう)
うっちー「...く、黒木の家って駅から近いの?」
もこっち「え? あ、うん...走れば5分くらいかな...」
うっちー「なんなら、黒木の最寄り駅まで送るけど...」
もこっち「そ、それは流石に申し訳無さすぎるかな...」
うっちー「...そうだよね」
もこっち「...」
────ザァァァァァァァ...
特に仲がいい訳でもないのに。
なぜ彼女は優しくしてくれるのだろうか。
彼女はどうのように、どこを見てくれているのだろうか。
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