21:名無しNIPPER[saga]
2019/02/26(火) 00:01:15.11 ID:GpBkfE9j0
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千早「……ん……」
翌朝。
目が覚めてからすぐ、いつもの朝とは違うことに気が付いた。
まず聞きなれない音が耳に入る。
それから……
千種「おはよう、千早」
体を起こして目を向けると、エプロンをして鍋に向かって立っている母の姿があった。
母は少しだけ申し訳なさそうに、でも優しく微笑んで、
千種「ごめんなさい、起こしてしまったかしら。
それに、キッチンも勝手に使わせてもらって……」
そんな風に言った。
やっぱり、昨日のことはちゃんと現実だった。
夢じゃなかった。
安堵というと大げさだけれど、そう再確認した。
でも、その時だった。
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