緒方智絵里「私だけの、幸せのカタチ」
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92:名無しNIPPER[saga]
2019/03/20(水) 09:02:27.45 ID:ACwa9jOx0
昨日のお礼と言われ、ちひろはあのお守りの件だと直ぐに察した。


それと同時に、大量の冷や汗がちひろの顔の表面に浮かび上がる。


お礼と聞いて、何か別の事をされるのではないか。そう邪推してしまったが為である。


Pに話をつける前に、聞かれたく無い相手である智絵里がやって来たのだ。


これには焦りを感じても、仕方の無い事であった。


この後にどんな事になるのか予測が出来ず、ちひろは思わず身構えてしまった。


「昨日は、私の代わりにお守りを渡してくれて、ありがとうございます」


しかし、身構えたちひろに向けられたのは、ありがとうという単純なお礼の言葉であった。


言い終えた後、智絵里は感謝の意を表す為、ぺこりと頭を下げる。





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