マーティ・マクフライ「えっ? ドク、糞を漏らしたのかい?」
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17:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/21(木) 22:59:57.53 ID:GHbflzSB0
「君は車に近づき、ドアを開けて、怒鳴る!」

一番大切な場面なのに、ジョージは上の空だ。

「ジョージ、君の台詞だよ」
「あ、ああ……お、おい! そこの、汚い尻をとっとと仕舞いやがれ、この変態野郎っ!!」
「そこまで言えとは言ってない」
「あ、ごめん。もっと上品に言おうか?」
「いや、いいさ。それでいこう」

少し言い過ぎなくらいが彼には丁度良い筈だ。

「それで僕に腹パンしてめでたしめでたしさ」
「君は簡単そうに言うけど、僕には難しいよ」
「大丈夫。いいか、ジョージ、よく聞け」

ドクの言葉を借りて、ジョージに諭した。

「為せばなる」
「どういう意味だい?」
「やる気になれば、なんだって出来るのさ」

若かりし父親には、夢があったらしい。
SF小説を書いて、作家になること。
息子であるマーティにも、夢がある。
ミュージシャンとして、ビッグになること。

しかし、才能がないと言われるのは、怖い。

似た者親子は、共に同じ弱さを抱えていた。


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