マーティ・マクフライ「えっ? ドク、糞を漏らしたのかい?」
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13:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/21(木) 22:53:40.43 ID:GHbflzSB0
「今帰ったよ、ドク」

帰宅しあマーティはすこぶる満足していた。
本当に、胸がすく思いだった。ざまあみろ。
あの憎っくきビフにひと泡吹かせてやった。
そのことをドクに報告しようとしたのだけど。

『逃げろマーティ!』

ドクは、ビデオの最後を、繰り返し観ていた。

「……ドク」
「あ、ああ! おかえり、マーティ」

ようやくこちらに気づいて、動揺を隠すドク。

「このビデオという発明は素晴らしいな!」
「あのさ、ドク……」
「何も言うな!」

何度も、その後の話をしようとした。
しかし、ドクは頑なに、それを拒んだ。
未来を知ることは、危険を伴うのだ。
仮に、過去と未来で矛盾が生じた場合。
タイム・パラドックスが発生する。
時空の繋がりが解けて、宇宙が崩壊する。
その可能性を否定出来ない以上、話せない。

「君は未来に帰ることだけを考えろ!」
「……わかったよ」
「では、落雷当日をシミュレートするぞ!」

話を切り上げ、模型を用いて、解説された。


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