【シャニマスSS】霧子「チョコレート、ツツジの花、フォークダンス」
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◆/rHuADhITI
[sage saga]
2019/02/15(金) 00:08:36.14 ID:zDo8rKZ40
P「……き、霧子か。驚いたぞ」
プロデューサーさんが目を丸くしている。
それを見て、扉を開けるのに勢いがつき過ぎてしまったことを理解した。
霧子「はぁ……はぁ……プロデューサー……さん……」
P「どうしたんだ、霧子? トラブルか? それとも何か……」
霧子「い、いえ……! 何でも、ないんです……! 何でも……」
急いで息を整える。
プロデューサーさんが居たのは嬉しい。
だけど、プロデューサーさんに余計な心配はかけたくない。
霧子「その……駅からここまで、走ってきたので……」
P「そ、そうか。あまり無理はするなよ?」
霧子「はい……プロデューサーさんは、ご休憩中ですか……?」
プロデューサーさんは、くつろいでいる様子だった。
最近にしては珍しい。
ノートパソコンの目の前に座って、熱心にその画面を見つめている。
P「まあ、そんなところだ。今日は仕事がトントン拍子に進んでな」
手に持っている飲み物は、コーヒーでなく紅茶。
それだけのことが何だか嬉しい。
霧子(……邪魔は、しない方がいいよね)
レッスンに行く時には入り切らなかった荷物を、急いで鞄に詰める。
プロデューサーさんが休めているのを見て、少しだけ心が満たされた。
だから、今日はもう帰ろう。
伝えたいこと、聞いて欲しいこと、してもらいたいこと。
多くのものがあった気がするけれど、それらはしまい込んでおこう。
上手く言葉に出来なさそうだから、今はそうしてしまおう。
霧子「それでは、プロデューサーさん……」
言葉を口にしながら、出口の方に振り返る。
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