51: ◆O.FqorSBYM[saga]
2019/02/05(火) 22:06:08.76 ID:4nY8lxvX0
もこっち「...お」
ノックアウト、それがこのゲームの撃破音。
手に汗握るのは2人だけではない、見ている彼女も同じだ。
ネモ「──やった! やったやったやった!」
ゆり「...やったね」
もこっち「...あああぁぁぁっ...終わった...」
もこっち「ありがとうゆりちゃん、教えてくれなかったらまた負けてたかも」
ゆり「どういたしまして...」
ネモ「あー...終わったぁ...一気に肩の荷が降りたよー...」
────ごろんっ
そのような可愛らしい音を立てた。
彼女はまるで自分の家のようにくつろぎ始めた。
だがそれは必然、彼女は一睡もせずにいたのだから。
ネモ「すぅ...すぅ...」
もこっち「...え、ネモのヤツ寝た?」
ゆり「...寝ちゃってるね」
もこっち「速えーな...って...は、れ...?」カクンッ
集中力が途切れたのは彼女も同じ。
目元の隈は伊達ではない、悪魔には勝てた。
しかし、果たして睡魔という存在に抗えるだろうか。
もこっち「──すぅ...すぅ...」
ゆり「...智子も寝ちゃった」
ゆり「...ふわぁ...私も、眠く────」
なにか忘れているような。
だがどうでもいい、彼女はただ友達の側にいるだけで。
ゲームを見ていただけで、その補助ができればそれだけで。
〜〜〜〜
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