もこっち「モテないし家に泊める」
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26: ◆O.FqorSBYM[saga]
2019/02/05(火) 21:46:49.60 ID:4nY8lxvX0

もこっち「おー、ぬるぬる動くなぁ」


ゆり「...なんか、昔の海外アニメみたいだね」


もこっち「そうでしょ? これ全部作者の手書きらしいよ」


ゆり「そうなんだ」


もこっち「このゲームの為に、久々にこっちのゲーム機を起動したわ」


ゆり「...見辛いからそっちいってもいい?」スクッ


もこっち「え? いいけど...」


そう言うと彼女は立ち上がる。

そして座り込んだ先は彼女の真横。

ほのかに感じる体温、そして香るのは自分とは比較にならないなにか。


もこっち「...へへへ、いい匂いだね」


ゆり「...はやく進めなよ」


もこっち「う、うん...つっても日本語対応してないから翻訳しながらやらないとね」


ゆり「...」ジー


もこっち(...見られながらゲームやるのは初めてだ)


もこっち(なんかやりづらいな...まぁいいか)


ゆり「...私、この音楽好きかも」


もこっち「え、そう? 確かサウンドトラックが出てたような」


ゆり「そうなんだ」


濃密な時間が過ぎていく。

自分の動かしているゲーム画面が誰かに見られている。

その初めての感覚に、プレイ操作に支障を産ませていた。



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