8: ◆C2VTzcV58A[saga]
2019/02/03(日) 21:12:18.35 ID:J29ir0nRO
【生誕と祝福】
ネネ「今日も寒いですね」
飛鳥「まったく、半年前はあれだけ暑かったのに今度はこれだ。少しは加減してほしいものだけど……この地に生まれた者の宿命なのかもしれないね」
ネネ「日本は四季が豊かですからね。寒暖の差が激しいのも、自然を楽しむための代償と思えば我慢できるのかも」
飛鳥「かもしれないね。しかし、今はまだ1月の終わり……2月中は冬との我慢比べが続くだろう」
ネネ「風邪、引かないようにしてくださいね」
飛鳥「ネネさんこそ。人の心配ばかりしないようにね」
ネネ「ふふっ、わかってます♪」
飛鳥(もうすぐ今年に入って1ヶ月……早いものだ)
飛鳥(2月に入れば、すぐに3日がやってくる。その日は――)
ネネ「コーヒーの味わい方、だんだんわかってきた気がします」ニコニコ
飛鳥「……ネネさん。ひとつ、聞いてもいい?」
ネネ「なんですか?」
飛鳥「誕生日、という概念について、アナタはどう考えている?」
ネネ「誕生日……」
ネネ「………」
ネネ「はっ!?」
ネネ「………」ガサガサ←メモ帳を取り出す
ネネ「………」ジーーー←カレンダーを見ている
ネネ「………」パタン
ネネ「飛鳥ちゃん、今欲しい物ありますか……?」
飛鳥「いや違うすまないそういうつもりで話を振ったわけじゃない」
ネネ「なんでも言ってくださいね。私、ワガママ言ってくれる方が嬉しいな」
飛鳥「………M?」
ネネ「Nですけど」
飛鳥「イニシャルの話じゃない……というより、カレンダーにボクの誕生日は記されていたんだね」
ネネ「お友達ですから♪ でもいきなりお誕生日の話を出されたから、『もしかして今日だったかも!?』って驚いちゃった」
飛鳥「なるほど、それで焦っていたのか……」
ネネ「ちゃんと3日にはプレゼントを用意して、お祝いしますね」
飛鳥「………」
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