分別のつかない僕っ娘「要するに、善悪とは主観的なものなんだよ」
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/03(日) 20:49:33.14 ID:akmR/FL90
「君の手のひらは温かくて気持ちがいいなぁ」

しみじみと、心底嬉しそうに感想を言われた。
すると、なんだか誇らしい気持ちになって、自分が単純な人間であることを認識させられた。
ちなみに彼女の手のひらはひんやりとしていて、それもまた、心地良いものだと思った。
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/03(日) 20:50:56.98 ID:akmR/FL90
「傍から見れば、僕はきっと悪者に映る筈さ」

拗ねたようにそう口にする悪者の頭を撫でる。

「ふん……君の方がよっぽど悪者の癖に」
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/03(日) 20:53:00.37 ID:akmR/FL90
「要するに、善悪とは主観的なものなんだよ」

いきなり結論を出されても、理解が出来ない。

「君がダメだと思うから、それはダメなのさ」
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/03(日) 20:55:27.36 ID:akmR/FL90
「僕は間違っているかい?」

間違いとか、そういう問題ではない気がする。

「世界中の人間が皆、君みたいに優しければいいのに。僕が正しいと思える人間は君だけだ」
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/03(日) 20:57:53.13 ID:akmR/FL90
「結論として、分別のつく大人は存在しないわけか。是非とも自分のことを分別のつく大人だと信じている大人たちに聞かせてやりたいね」

またそうやって嫌味を言うのは、やめなさい。

「またそうやって僕を悪者にするのはやめて」
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/03(日) 20:59:45.53 ID:akmR/FL90
「ほんと、君のお尻は柔らかくて羨ましい」

柔らかいのか? 自分ではよくわからないけど。

「ほら、僕のお尻と比べてごらんよ」
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/03(日) 21:02:25.90 ID:akmR/FL90
「ほんと、君ってお尻が大きいよね」

指摘されて、酷く申し訳ない気持ちになった。

「だらしないったらありゃしないよ」
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/03(日) 21:04:41.86 ID:akmR/FL90
「じゃあ、今度は君が僕のお尻を叩いて」

まるで負け犬のように尻を突き出されて。
私は勝利の余韻に浸ったまま、なんの躊躇いもなく、その小さくて純白なお尻をぶっ叩いた。

以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/03(日) 21:07:16.69 ID:akmR/FL90
「フハハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

それはまるで、この世全ての善を、嘲嗤い。
この世全ての悪を嘲嗤うかのような、哄笑。
今、この時、この瞬間、善悪など存在せず。
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/03(日) 21:09:42.58 ID:akmR/FL90
「っ……ありが、とう」
「うん」
「あ、ありがとね……本当に、ありがとぉ」
「うん……わかったから、泣かないで」

以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/03(日) 21:13:01.47 ID:akmR/FL90
引き続き、もう一作品投稿します。
これは本編の前に書いたもので、いわば叩き台のような作品なのですが、それでもよろしければお愉しみください。

それでは以下、おまけです。


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