【オリジナル・異世界転生】少年「力の無い僕が異世界で本当に強くなるまで」
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名無しNIPPER
2019/02/02(土) 13:51:29.86 ID:0wWpNs9sO
触手「…」ブリュブシュウゥッ!
ビロビロ
少年「な、触手が再生した!?」ビクッ
ビュンッ!!
再び触手が迫ってくる。
しかし僕は無敵と信じきっていた力が通用しない敵と今までにない状況にパニックを起こしていた。
少年「わ、わああぁぁぁ!アトミック・フレイムカノン!!」
ゴオオオオオオッ!!!
武闘家娘「何やってるの、落ち着きなさい!」
魔法使い「どう見てもさっきと同じ魔法では…!?」
剣士「少年!さっきと同じことをするな!」
(本人は違う魔法を使ったつもりである)
もちろん同じ様な事をやったって通用する訳はなかった。
焼き払った触手はまた再生し、モンスターは大きな口を広げ牙を見せながら迫ってきた。
モンスター「ウガアアアアアッ!!!」
ズシンッズシンッズシンッ!!
少年「ひ、うわああぁぁぁ!!来るなあぁぁ!!!」
ゴオオオオオオッ!!!
魔法使い「もういいですから逃げてください!」
剣士「パニックになるな!!」
武闘家娘「…!」ザッ!
「英雄様ぁ!頑張って!」
「そんなモンスターやっつけちゃえー!☆」
老人「ほっほっほ、あのモンスターが弱すぎて英雄様は手加減して遊んでおられるのですな」
少年(くそ…くそ!何で倒せないんだよ、力があるのに!!僕は、弱くなんか…!!)
ピシッ ピキッ
その時だった…僕の持つ魔石に亀裂が入った。
少年(もう一回、もう一回撃てば!!)バッ
パキイィィンッ!
少年「………あ……?」
その瞬間僕は凍りついた。ずっと無敵の力だと思っていた特別な魔石が砕けたのだ。
カラン…カラン
少年「あ………あ……」
思考が止まり、ただただ呆然と立ち尽くし、何も出来なくなってしまった。
そしてモンスターは口を大きく開き僕を飲み込もうとしていた。
「何やってんの!!」
ドウウッ!!
モンスター「!!!」ズザザザザザッ
少年「え!?」
武闘家娘「危なっかしくてもう見てられない!!」ジャリッ
寸前のところで武闘家娘が助けに入った。
彼女の一撃を受けたモンスターは少しだけ後ろに飛ばされた…が、
モンスター「フウウゥゥゥ………」
武闘家娘(全力で殴ったんだけどな…対して効いて無さそう。打撃も効かないのか)
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